カンボジアの子育て


カンボジアの今



結婚前、夫と付き合っている頃に二人でカンボジアを旅行したことがありました。現在のカンボジアは復興が進んですっかり観光 化しており地雷を踏んでしまったらどうしよう…なんて心配していた私たちは拍子抜けしてしまうほどのどかなところでした。 もちろん奥地に行けば未だ地雷もたくさん埋まっていますし貧困、衛生、医療、治安などの面で最悪な部類の地 域から抜け出せていませんが、都市部や観光目的で行く分には平和でのどかな光景が見られます。いや、のどかな一方観光客目的 のホテルがバンバン建ち、カンボジアにバブル到来といった感じで貧富の格差が広がっています。観光客慣れして金銭感覚 が麻痺した子供たちが何か変なお土産を売りつけてきたり、物乞いをしたり、勝手に観光ガイドをはじめて金をせびってきます。 この子達の将来は…行く先々で考えさせられました。カンボジアの人たちは基本的に皆さんいい人たちばかりでいつもニコニコし ていて親切であまり欲もないように見えました。タイでも同じような印象を受けたのですが、東南アジアの民族独特の温和な人柄 といいますかこういう所が東南アジアの大きな魅力だと思います。ただ一部の金に目のくらんだホテルの経営者やチーフ、物乞い をしなくてはならなくなった子供たち、独学で覚えた英語や日本語、フランス語をしゃべりマネーマネーと言ってくる子供は感じ 悪いです。これはどの途上国に行っても同じですけど…

カンボジアの子育て


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私の行ったシェムリアップ(アンコール遺跡のある村)はホテルはたくさん建っていましたが日本人の感覚からするとまだまだ小さ な素朴な町といったところでした。しかし町には活気があり真新しいバイクが庶民の足となって大通りはにぎわっています。少し 大通りから離れると牛やヤギが野放しにされており、子供がたくさんいて1〜3歳くらいの子供はみんな裸でお尻を出して走り 回っています。カンボジアでは3歳くらいまでは裸で暮らすそうです。おしっこやウンチが自分で出来るようになったら服を着る というような感じでしょうか、洗濯が大変ですからね。家の中も床がタイルなのでおしっこをしてしまっても水で流せるそうです (楽そー!)。それから赤ちゃんを抱っこしたお母さんがバイクにまたがり片手運転をしている光景をよく見かけました(大胆! )。本人は慣れっこでへちゃらのようです。この国はルールなんて無いようなものです、なんか生きるたくましさを感じました。 ベビーベッドなんてないからハンモックで昼寝をして、消毒なんてしたことのないおっぱいを飲み、壊して怒られる ような物なんてそもそも無いから自由に遊べ、服も着ていないので汚れの心配もせず外で寝っ転がって遊べる、おもちゃはその辺 に落ちている棒とかバナナの葉っぱで事足らす…子育てにはお金がかかるという定説が完全に壊されています(笑)。こうやって 書くと何て理想的な子育て環境なんだろうと思ってしまいます。昔の日本もこんな感じだったのでしょね。私は子育てをしながら カンボジアのことや昔の子育てについて思いを馳せることがあります。今の日本はとても衛生的ですがいろんな面できれい好きに なり過ぎ、少し線からはみ出ると気になってしょうがないというようなところがあると思います。もっと大ざっぱに、いい加減で いいのだと思います。そしてあまりいい物を持ちすぎるというのも生活を窮屈にしてしまうひとつの原因であることに気がつか されます。ですからうちは外でゴロゴロ寝転がっても気にしませんし裸足で走り回らせています。多少の汚さにも鈍感になるよう なるよう努めていますし(めんどくさがりなだけ。笑)子育てになるべくお金はかけないようにしています。おかげで今時珍しい 野生児だねーどこででも生きていけそうだよねーというお褒めの言葉をいただいている昨今であります。めざせ!!カンボジアの 母です。



カンボジアの子育て2



カンボジアが子育てに恵まれた環境かと言われたら決してそうではありません。私は子供が病気にかかるたびに、そして予防接種 を受けるたびにこの子が日本に生まれてよかったとその幸せを噛み締めています。こんな簡単な風邪なんかでも 命を落としてしまう赤ちゃんや子供が沢山いるんだろうな…と思うと悲しい気持ちの反面、よかった…日本に生まれて、と思って しまうのです。日本では子供がご飯を食べないと食が細いといって心配しますが それは本人が食べたくないんだから食べなくても大丈夫なんですよね。貧しい国では今日食べるものにも困って赤ん坊に食べさせ てやりたくても食べさせられない、栄養失調で亡くなるということが切実な悩みなのに「食べないから心配」とは何て優雅な悩み でしょう。そして日本では自分の将来は自分で切り開いていける可能性があります、ほぼ平等に。カンボジアにはそんな選択 肢はありませ ん。学校にすら行かせてもらえず売り子として土産を売らされたり物乞いをさせられたりして家族の生活費を稼がなくてはならな い子供たちはごまんといます。売春や人身売買に流されてしまう子供たちもたくさんいます(子供たちのエイズが問題となってい ます)。まともに学校に行ける子供は都会でも一握りです。この平和で豊かな国日本に生まれてきたことに感謝すると同時に この重大な問題に一刻も早く取り組んでいかなくてはいけないと思っています。




私の尊敬する栗本英世さんのホームページです。
彼は一人でカンボジアに学校を作る活動をしてきました。
彼に共感する人たちがその活動を支えるようになっていき
今の活動となっています。
本当のボランティアとは何かを訴えかけます。
興味ある方はこちらへどうぞ。
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